このクソガキはヤンチャ盛りで、他所の家の調度品が何かと気になるみたいです。
やがて飽きたらしくて、やっと静かになったと思ったら、今度は奴の興味の鉾先が私に向けられました。
「ケイタイカチテ」
「ケイタイカチテ、ケイタイカチテ」
「ケイタイカチテ、ケイタイカチテ、ケイタイカチテ」
片言幼児語で執拗に喚き始めました。
しかし、これだけは死んでも渡せません!
親族の顰蹙視線の中、車のキーで誤魔化して遊ばせておきました。
一見落着。
ところが今朝になって仕事へ行こうとすると鍵が見当たらないのです。
焦るぜ。
結局はソファーの隙間に隠れているのを無事に発見しました。
ところが、その時の女房の一言が胸にグサリ。
「電話機くらい貸してあげればいいじゃない」
「…」
バカヤロー!
携帯電話は現代社会を戦う男にとって武士の刀と同じくらいに大切な武器なんだ。
売り言葉に買い言葉で応酬。
「アーッ、お前の家族は本当に鬱陶しいなぁ」
とうとう言ってはいけない本音ゼリフを吐いちゃいました。
今夜は嫌な予感がするから、もうお家に帰りたくないよ〜。
女房の家族は亭主の天敵なのです。
ネッ!皆さん。
<今夜のためになるお話>
☆妻が消えた
待ち侘びた金曜の夜がやって来た。
新婚の赤西氏は仕事が終わり、仲間達と賑やかな歓楽街に繰り出した。
独身時代のように浴びるほど飲み歩き、思い切りお金を使いまくった。
あげく果てに友人の家に泊まり、そのまま2日間も帰宅しなかった。
日曜の夜にやっと家に帰ると、新妻の多香子は玄関で仁王立ち。
たっぷりと2時間以上も説教をされた。
新妻 「ねえ。もし何日もわたしの姿が見えなかったら、あなたどう思うの?」
赤西 「そりゃ嬉しいさ!!」
その一言が原因となり、月曜日は新妻の姿が見えなかった。
火曜日も水曜日も…やっぱり姿が見えなかった。
木曜日になってようやく、妻の姿が見えた。
やっと瞼の腫れがひき始めたので…。
怖ろしい。あまりに怖ろしい。
私だったら「お願いだから、どこへも行かないでくれ」と言います。
そして自分の部屋へ引き篭もり、嵐の過ぎるのを静かに待ち続けるでしょう。

