そこは地元で由緒ある老舗の部類だったけれど、舞台裏となると凄まじい状況でした。
ハンバーグの付け合せのパセリなどは原型がなくなるまで使い回し、古い食材なら臭いと色が賞味期限の判断基準。
ゴキブリやハエがペットのようにキッチンを飛び回っていました。
可愛い女の娘が来店しようものなら誰もが競って厨房に入り、チ○ポどぼ漬け冷水や唾液入りレモンティなど当たり前。
生ザーメン混入チョコパフェまでも創作した熱意は今にして思えば営業停止級の極悪犯罪です。
おかげで私は外食が危険な気がして、少しでも異変を感じると食べられなくなってしまいます。
やっぱり妻の手料理が一番安心だ。
…否、保険を掛けて毒殺されるかも?
今宵もテーブルでデンジャラスな芳香を放っています。
<今夜のためになるお話>
☆青い果実の誘惑
桃って危険な果物なのだろうか?
う〜ん、かなり危険な気がする。
桃を両手で持って、頬にスリスリ…。
あのビロードのような産毛の感触が堪らない。
そういえば、どこかのバカ親父が、胸に桃を2個入れてふざけていたらしい。
「ほ〜ら、おっぱいだよ〜」
胸中に産毛が刺さって病院行ったそうだ。
実は大きな声では言えないが過去にやったことある。
高校生の頃みんなで『トラウマ』について作文を書かされた。
すると隣の席の奴が『もものうぶげ』とだけ書いて固まっていた。
「やったのか?頬擦りしたのか?お前もか!!」
「おお、同志よ!」
奴にいきなり熱い抱擁をされた。
無邪気だった。愚かだった。若かった。
そしてバカだった。
私は愛猫のお腹をスリスリするのが大好きです。
柔らかな毛、プニョプニョの肉、生温かさ…。
思わず枕代わりにして昼寝しようとしたら、オデコを鋭利な爪で思い切り引っ掛かれました。
今では『若い』などと言えなくなってしまったけれど、相変わらず『バカい』です。

